太陽光発電_奮闘記



目次
  1. セミナー@山形県新庄市(2018/2/11)
    1. 映画「日本と再生 --光と風のギガワット作戦」
      1. 「ドイツが再エネできているのはフランスの原発の電気を買っているから」と言うデマ
        1. 確認事項
          1. 吉原毅氏(城南信用金庫顧問)講演
            1. ソーラシェアリング、キーワードは「光飽和点」
        2. 岡山案件
          1. 2017/09/16 岡山太陽光 改正FIT法に則って標識を掲げる
          2. 岩手案件
            1. 小岩井農場
              1. 雪の影響
                1. 融資までの長い道
                  1. 玉砕の連続
                    1. 銀行受難の時代
                      1. 本位財
                        1. 「良い借金」

                      最近の更新
                      サーバ運用
                      2018/06/24
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                      2018/05/23
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                      2018/05/01
                      世界情勢
                      2018/03/21
                      ピボットテーブルで月ごとの漏れをチェック
                      2018/03/17
                      プログラマーはノーと言ってはいけない
                      2018/03/14
                      太陽光発電に関してパブリックコメントを出しました
                      2018/02/24
                      太陽光発電_奮闘記
                      2018/02/11
                      車と税金
                      2018/01/27
                      ブロックチェーン
                      2018/01/08
                      盛和塾で学びたいこと
                      2018/01/07
                      伊勢雅臣
                      2018/01/04
                      作業場
                      2017/11/30
                      稲盛和夫
                      2017/11/07
                      第05期決算報告
                      2017/10/28
                      サーバ構築
                      2017/10/07
                      日本年金機構に呼び出されました
                      2017/09/17
                      放浪職人
                      2017/09/15
                      マネジメント
                      2017/09/09
                      資金調達
                      2017/05/07


                      [-] 1. セミナー@山形県新庄市(2018/2/11)

                      ご縁あって、再生エネルギー関連のセミナー(無料)を受講したのですが、 大変良かったです。

                      [-] 1.1. 映画「日本と再生 --光と風のギガワット作戦」

                      大変説得力のある映画でした。

                      監督は河合宏之弁護士。 ググってみましたが、優秀な方のようで、信頼できそうです。

                      [-] 1.1.1. 「ドイツが再エネできているのはフランスの原発の電気を買っているから」と言うデマ

                      「ドイツはズル?」と言う目を惹くwサブタイトルの章では、 よく聞く「ドイツが再生エネルギーを推進できているのはフランスの原発の電気を買っているから」 が全くのデマであることを説明しています。

                      [-] 1.1.2. 確認事項

                      さて。

                      興味深い映画でしたが、映画の内容をただ鵜呑みにするだけでなく、 構造的に捉え直していきたいと思っています。 以下は、私が確認したいと思っている事項です:

                      1. 25兆円の国内還流。 火力発電のために海外から調達している化石燃料(石油・天然ガス)代、 実に国家税収の半分です!。 これが100%再エネで賄われるとすると(=国内に還流すると)、 相当 GDP に貢献するでしょう。 ただ、私は4兆円と見積もっていました。確認したい点です。
                      2. 再エネだけで電力を安定供給する方法
                        • 風力・太陽光の出力は安定しない、と言われており、 一部の方から「質が低いエネルギー」と悪いイメージのレッテル貼りをされていますが、 そんなことはないことがこの映画で主張されています。 例えば、風力1つとっても、複数の風車が発電することで、高位安定可能、とのこと。 確かに、風のばらつきは瞬間的なものなので、これは可能かと。 更に、太陽光・バイオマス・地熱を組み合わせれば、更に高位安定可能、と。
                        • もちろん、太陽光は確実に全て夜間止まるので、太陽光だけで高位安定は 不可能です^^; 再エネだけの組み合わせでもまだ足りないのかまでは分かりませんし、 そこは柔軟にミックスしつつ、徐々に原子力を停止していけばいいのではないでしょうか。

                      [-] 1.1.3. 吉原毅氏(城南信用金庫顧問)講演

                      1. メガバンクは外資が大株主になっており、 株主を向いた経営をせざるを得ない状況になっている。
                        • 顧客と株主の利益相反の股裂き状態は、既にアダム・スミスが指摘していた。
                        • 「株の持ち合い」は、強すぎる株主の力を分散させる日本的知恵であった。
                        • 地元の金融機関(地銀・信用金庫)はこのシガラミから逃れている。
                      2. 「保守」とは孫の代までこの世を守り保っていく立場のこと
                      3. 従来保守系だった読売・産経が原発に触れてこなかったのに、 日経が再エネにシフトしてきた。
                      4. RE100 (Renewal Energy 100%)取得の起業 「再エネを推進している」と言う称号のようで、 日本はわずかに 2%
                      5. 電力会社・大企業・マスメディア・政府、による原子力発電利権の シガラミが崩れ始めている。それは、再エネが安くなってきたことにある。
                      6. ソーラシェアリング
                        1. ソーラシェアリングとは、農地は現状のまま農作物を植えつつ、 高いところにパネルを設置して太陽光発電も行うこと。 農地を、農業と太陽光発電とでシェアする、ということ。
                        2. 全くの日陰を作らないよう、面積比で30%ほどのみ太陽光パネルを敷く。 この影が農作物を30%減らすかというと全く減らなかった。 それはなぜかと言うと、「光飽和点」と言う生物の特性による。 強すぎる光に対しては人間も目をつむったり日陰に入ったりする。 それと同じで、植物も、強すぎる光に対してはそれ以上光合成しないように なっているとのこと。 従って、30%の面積で太陽光発電して残り70%を農作物に与える形でも、 農作物にとっては「丁度いい光加減」だったということ。
                        3. 農水省もようやくソーラシェアリングの推進に去年から力を入れ始めた。
                      [-] 1.1.3.1. ソーラシェアリング、キーワードは「光飽和点」

                      上で光飽和点について書きましたが、 ソーラシェアリングを世界で初めて発明・特許をとられた長島彬氏は、 この「光飽和点」にピンときて ソーラシェアリングの発明に至ったそうです。

                      私も、この「光飽和点」、あるんじゃないかなーと薄々思っていたので、 僕もあと一歩(いや1000歩?)のところまでは来ていたのでしょうかw?

                      [-] 2. 岡山案件

                      [-] 2.1. 2017/09/16 岡山太陽光 改正FIT法に則って標識を掲げる

                      [-] 3. 岩手案件

                      とても良い物件が出ました。 予てから注目していた某会社が、東北の地に太陽光発電所を建設する、というのです。

                      僕が気に入っているのは、

                      1. この会社の考えに賛同できること。
                      2. 何年も前から誠実な活動をしており、信頼がおけること。
                      3. 実績があること。他の土地でも既に何基も発電所を手がけている。
                      4. 36円/kw であること。
                      5. スクリュー架台
                      6. 台湾製パネル。日本製か中国製か台湾製か。日本製はやはり高い。 中国製か台湾製かとなると、僕は台湾製を推す。

                      …と言ったあたりです。

                      [-] 3.1. 小岩井農場

                      「ここへ畑起してもいいかあ。」
                      「いいぞお。」森が一斉いっせいにこたえました。

                      私の好きな宮沢賢治の小説 「狼森と笊森、盗森」 の一節です。

                      人が森に謙虚に問いかけ森が答える --この小説の中で私の一番好きな箇所です(*)。

                      この小説の舞台が小岩井農場であることを知ったのは、つい今年の8月でした。

                      そして、この岩手案件の縁がなければ、この場所を知ることもありませんでした。

                      10代の頃読んだ心に残った小説が、巡り巡って岩手太陽光 → 近くの小岩井農場 → 狼森、とつながることになるとは思いもよりませんでした。

                      不思議なご縁を感じた次第です。

                      ((*)時々人は謙虚さを忘れてしまうのですが(^^;)

                      [-] 3.2. 雪の影響

                      東北以北や日本海側での太陽光発電は、雪が懸念されることと思います。

                      事実、現場に見学に行って話を聞くと、「雪をナメてると痛い目にあいますよーw」 と言われましたw。

                      数年前、1m以上の降雪が山梨県で発生し、 雪の重みでパネルが変形し使い物にならなくなる事件が発生しましたが、 これだけは避けたいので傾斜角は20°以上は必要です。

                      逆に言うと、それ以外、例えば降雪で発電量が減ってしまうことは 僕は想定<内>なのです。

                      なぜかと言うと、「人の行く裏に道あり花の山」だからです。

                      東北だから・北国だから…と言う理由で人が避けるのであれば、逆に言うと、 そこには誰も見つけていないきれいな花がまだたくさん咲いている、と言うことです。

                      もちろん、四国や九州では発電抑制が働き始めているし、 東北電力でも、これ以上の申請は出来ないところまで来ています (申請できていれば発電はok。 ここは電力会社側で送電容量をあらかじめ計算してくれるからです)。

                      しかし、日本全体でまだまだ再エネは15%程度(2017年時点)。

                      送電網を整備しなおして50%以上にしないと、 日本のエネルギーの自立は成し得ない、と僕は考えています。

                      現時点でも電力会社への接続申請が通る限りは再エネを推進できるわけですし、 送電網を設計しなおすことで太陽光だけで50%・他の再エネと合わせて70〜80%、 もちろん従来の発電方式をベースロードとする考えも全否定はできないですし、 今すぐ廃炉にするのも却ってコスト高となるようであれば、 徐々に廃炉に持っていくことも含めてエネルギーポートフォリオを組んでいければ、 と思っています。

                      [-] 3.3. 融資までの長い道

                      金融シロウトである僕にとって融資は1つの高いハードルでしたが、 やってみるものでした。

                      また、改めて思ったのは、不動産の威力です。

                      [-] 3.3.1. 玉砕の連続

                      2016年6月末、岡山の案件が稼動を始めた直後に本件(の第一期)を知りさっそく 融資を打診したのですが、そこから1年間、全ての金融機関に断られてきました。

                      1. 2016/08/22 日本政策金融公庫からやんわりと断られます。 1基目・2基目が無事稼働し、3基目の案件を探していたところ ここの第一期を見つけたのですが、 融資が可能か日本政策金融公庫に問い合わせたところ、 「厳しいだろう」との回答が(´・ω・`)ショボーン 理由は以下でした:
                        • 借地の場合、地上権もしくは賃借権の設定が必要。 (仮に地主が「出て行け」と言った場合のリスクなど)
                        • ある程度の売上実績がないと次の融資は難しい。 具体的には借入金の 50% まで返済
                        • 当時は太陽光への融資は金利を優遇していたが、今は風向きが変わっている。
                        • 「私どもの中小企業様への融資はX00万円が通常のところを、 ○○様(僕)には***万円融資しており(特に秘す(w))、既にかなり大きく融資している。
                        …と。で次を模索するわけです。
                      2. 2016/08/25 M信託銀行の不動産担保ローンもあっさり断られます。 僕個人の取引先の1つであるM信託銀行が、個人向け不動産担保ローンをやっているので 相談してみたのですが、あっさりと断られました。 まあ、額がこれまでの倍だし、担保となる不動産も
                        • ローン中
                        • 既に前回の融資で担保として提出中
                        つまり第2抵当(って言うのかな?)になり、相当条件としては厳しいわけで、 断られて当然なんでしょうね…。 もちろん、銀行側が正しいです。 で。 ABL(Asset Based Lending --動産担保融資)が使えないか、他の金融機関を あたってみることにしました。
                      3. 2016/08/29 S銀行に ABL を持ちかけるも玉砕w …S銀行、メガバンクで「再エネにも積極的に取り組んでいます」メッセージが ホームページにあるので打診してみたのですが、「10MW 以上を対象としています」 とあっさり玉砕。 世間は甘くないっ!と思った次第です。
                      4. 2016/10/20 O信販からのしぶーい回答 信販なら大丈夫かなー、と甘い期待をしていたのですが、 O信販からも「無理ですねぇ」とのこと…。
                      5. 2016/10/24 T.T地方銀行も門前払いでした。 ABLを持ち出すも、関東圏でないから、と断られてしまいました〜。
                      6. 2016/10/24 eloan で融資先を探す。 検索していて e-loan https://www.eloan.co.jp/ なるサイトを見つけました。 ここで幾つかあたってみることに。さて?!
                      7. 2016/10/26 T.S地方銀行から、丁寧ながらもお断りされる 理由は1つ。不動産担保が不十分、ということ。 お電話いただいた方は丁寧な対応で、嫌な気はしませんでした。 T.S地方銀行、ビジネスローンも扱っていると言うので、あたってみるか…。
                      8. 2017/04/27 JY銀行から、地盤でないとお断りされました。 太陽光に前向きな JY銀行に相談してみたのだけど、現地が地盤でないと言うことでお断りされましたorz これが太陽光の土地がこの銀行の管轄の圏内であったら、前向きな回答も 得られそうな雰囲気だっただけに、残念な結果でした…。
                      9. 2017/07/21 巡り巡って元の日本政策金融公庫に、 融資額を下げ(=自腹額を増やし)、1年(融資猶予期間も含めると2年以上)の実績 を引っさげて、ダメ元で融資申請をしてみました。 当初、「かなり厳しいでしょう」と言われていたのですが、 本案件の提供元のご協力もあり、遂に融資審査がおりました!!

                      以下、審査が通った理由について考察してみたいと思います。

                      [-] 3.3.2. 銀行受難の時代

                      融資頂いた金融機関様には申し訳ないのですが、 僕は長期的には銀行は数分の1に縮小していかざるを得ない存在だと思っています。

                      理由は、

                      1. 債権・株式などの直接金融へのシフト
                      2. ブロックチェーン等の Fintech
                        1. Fintech により為替手数料は限りなくゼロに
                        2. Fintech により送金手数料は限りなくゼロに
                      3. マイナス金利

                      …と言った辺りです。

                      加えてのマイナス金利。地銀頭取が地元の名士だった時代はもう終わりを告げるのではないでしょうか。

                      もちろん、今すぐなくなるとは思っていません。 バブル崩壊後27年、銀行も幾つか潰れましたが、皆生き残りをかけて頑張っています。

                      しかし、逆風は一時のものではなく、ここ数千年の金融業の歴史の、 ここ数十年の IT 化による数万倍もの効率化 = 数万分の1へのコスト圧縮、 なのです。 例えば あまりに残念な地銀の実態 でしょうか。

                      つまり、金融機関も利益を求めて、融資先を求めているのです。

                      [-] 3.3.3. 本位財

                      僕は某所に猫の額ほどの不動産を持っています(ローン付きw)。

                      この不動産がこれほど価値を持つとは思いませんでした。

                      今回の融資審査が通ったのも、この不動産のおかげです。

                      今回、「不動産の現在価値 - ローン残高」目一杯の根抵当権を設定してもらいました。 つまり、太陽光投資に失敗したら不動産全部持って行かれる覚悟で融資を お願いした、ということです。

                      もうこれ以上の(My不相談を担保としての)太陽光投資は不可能ですが、 それはそれとして、不動産の価値を改めて実感しました。

                      もちろん、「ABL に消極的」とか色々批判出来る点はあるとは思いますが、 ここではそれは置いておいて、不動産の価値について考えてみたいのです。

                      落合莞爾先生が言われる「本位財」とは何かを改めて考えるとともに、 日本の「和」の深い意味について考えざるを得ないのでした。

                      不動産がなぜ価値を持つのか、については、落合先生が http://www.kishu-bunka.org/mirai/risen4.htm にて大変興味深い考察をされています。

                      最近では、「金・○△、に加えて「戸籍」が本位財なのでは?」 と先生は考察されています。

                      「戸籍が本位財」、の意味するところは僕はまだ分かりませんが、 土地本位制と関係があるのではないか、と僕は予想しています。

                      [-] 3.3.4. 「良い借金」

                      レイ・ダリオと言うファンド運営会社CEO がいます。

                      この人がまとめた経済現象に関する短い動画は、非常に示唆に富んでいます:

                      この中で、良い借金と悪い借金について述べている箇所があります。

                      僕は従来、「借金は全て悪で、でも家だけは巨額だから仕方ない^^;。 でも車ですら借金で買うのは駄目な行為だ!(`・ω・´)キリッ」と思っていました。

                      でも、「良い借金」とは何かを学んで、ほんの少しだけ考えを改めました。

                      それは、事業など、将来の発展のための借金はしてよい借金だ、ということです。

                      とは言いつつも、バリュー投資家の大竹愼一先生は、 企業の設備投資などの借金ですらも「安易な借金」を戒めていますので、 ここは例え良い借金といえども慎重な運用が必要であることに違いはありません。

                      また、「低金利は企業に安易な借金を助長してしまう」として、 金利は2〜5%が正常、との考えも示されています。

                      そんな中、不動産担保・低金利・もうひとつ、を武器に、僕は目一杯の 借金をしました。

                      心していかなければいけない、と思っています。






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